HINOKO SHELTER

HINOKO SHELTERは、岩壁と秋川が織りなす大地に佇む小屋です。都心から車でわずか1時間半、東京都檜原村に位置しています。初めて訪れたとき、悠久の景色に圧倒され、この地にHINOKOを作ろうと心に決めました。
都道を外れて歩道を降りると、雄大な渓谷が姿を現します。大地に溶け込み自分自身と向き合う時間をお過ごしください。火を焚いて大地に包まれる時、自然の叡智が心に満ちてくるはずです。

新しい小屋の過ごし方、
SHELTER

大地にテントを張って過ごす特別な夜をどう再現するか考えたとき、ふと思い浮かんだのは、フィンランドの森で出会った簡素な休憩小屋でした。
“SHELTER”と名付けたこの小屋にあるのは、最低限の設備と暖炉だけ。寝袋とマットを持ち込めば、テントよりも安心感のあるアウトドア体験を楽しめます。
“焚べる”体験
HINOKO SHELTERでは、
3つの異なる火の体験を楽しむことができす。



渓谷と針葉樹の間
太古から静かにそびえる岩壁、檜原村の中でもひときわ迫力のある渓谷。
敷地内には、岩肌に力強く根を張る檜や杉の姿が。
ここでしか味わえない水の流れ、澄んだ空気、岩石の質感。穏やかな秋川とは異なる、力強い流れに触れてみてください。

自然地形に溶け込むデザイン

川の流れが岩を穿ってできた地形を小屋の空間に取り込み、周辺の自然と繋がるデザインを目指しました。
建築が大地に溶け込むように、檜原村の土を混ぜた左官仕上げが地面から床から壁に続きます。屋根の植栽も四季とともに変化し、自然の景色の一部に。
大地の変化を楽しみ続ける
環境へのインパクトを最小限に抑えながらも、一番大事にしたかったのは、修復しながら長い間使い込めるシンプルな建築であること。時が経つほどに味わいが深まる、愛着のある道具のような空間にしたいと考えました。
手にした時が完成ではなく、手を加えることで少しずつ変化し続ける。終わりのない旅の途中のような場でありたいと願っています。
